日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2024年1月24日あがり症は治せる!


★あがり症は治せる


あがり症を何とかしたい、と思っている人は本当に多いです。

日本話し方センターのベーシックコース2日間集中コースでは、あがり症を治すための講義と実習を行っています。

受講された多くの方があがりを抑えて話すことができるようになっています。

あがり症を治すための講義では、6つのポイントを伝えています。

どのポイントが有効なのかは人によって異なります。

今回はその中から2つのポイントをお話します。


★あがり症は気持ちの問題


その前に、お伝えしたいことがあります。

それは、あがり症は気持ちの持ち方が大きく影響している、ということです。

あなたも人前に出て、冷や汗が出た、息苦しくなったといった経験があるのではないでしょうか。

しかし、その時、あなたが話をした場所の温度が急に上がったわけでも、酸素量が少なくなったわけでもありません。

すべて、あなたが緊張したことによって起こった症状です。

このように、気持ちの変化が体に明らかな変化を起こすのですから、気持ちの持ち方を変えればあがり症も抑えることができるようなります。

これからお話しする2つのポイントも、気持ちの持ち方に関するものです。

 

★あがるのは自分だけじゃない


ポイントの1つ目は、『あがるのはあなただけではない、誰でもあがる』ことを認識することです。

レディー・ガガさん、故・志村けんさん、久米宏さんなど、有名な歌手やコメディアン、アナウンサーであがり症だという人は驚くほど多いです。

人前で話したり歌ったりする人でもあがるのだから、私たちがあがるのは当たり前なのです。

また、いつもと違う環境だとあがりやすくなります。

例えば、職場の朝礼でスピーチをしてもあがらない人が、その日に限って社長が朝礼に参加していたらどうでしょうか。

せっかくなら社長が「なるほど」と思うような話をしよう、と思うとプレッシャーを感じて急にあがったりします。

私も人前で話すことには慣れていますが、うなずいてくれなかったり下を向いて話を聞かれたりすると、(私の話は面白くないのかな・・・)と思い、落ち着いて話せなくなって、あがってしまいます。

このように、状況次第で誰でもあがるのです。

 

しかし、あがり症の人は「自分だけがあがる」と思い、かけなくてよいプレッシャーを自分にかけている人が多いです。

例えば、あるパーティーに参加した際、参加者が全員スーツなどのフォーマルな服装の中、あなただけがTシャツにジーパンというカジュアルな服装だと、緊張してしまうでしょう。

このように、(自分だけ人と違う!)と思うことが、あがる原因になります。

あがるのは決してあなただけではありません。

むしろ、誰でもあがるのです。

人間ならあがるのは当たり前、と割り切ると気が楽になり、少し緊張を和らげることができます。


★自意識過剰にならない


ポイントの2つ目は、『自意識過剰にならない』ことです。

あなたは人前で話す時、聞き手は自分の話すことを真剣に聞いている、少しでも間違ったら期待外れと思われる、と思っていませんか?

もしそうなら、立場を変えてあなたが聞き手の場合を考えて見てください。

人の話を最初から最後まで、しっかりと聞いているでしょうか。

話を聞いているつもりでも、ふと(今日のお昼、何食べようかな~)とか(あっ、あの人に電話しなくちゃ!)といったことが頭に浮かんでくることがあると思います。

このように、聞き手はあなたが思うほどには、あなたの話を真剣に聞いてはいません。

ですから、多少自分の思い通りに話せなかったとしても全く気にする必要はありません。

それくらい、ゆったりとした気持ちで話せば、緊張が少し解けてあがりが抑えられるでしょう。

 

このようにあがり症は気持ちの持ち方が大きく影響します。

上で述べたことを参考に、自分で自分に無用なプレッシャーをかけないようにしてみてください。


★トレーニングであがり症を治しましょう!


日本話し方センターのベーシックコース2日間集中コースでは、受講生一人ひとりに応じてあがり症を抑える気持ちの持ち方や話し方をご指導しています。

その効果は多くの受講生が実感しています。ぜひ受講者の声をご確認ください!
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